Monthly Archives:11月 2013

[書評]角田光代『森に眠る魚』女性心理描写が巧い

29 11月 13
Spike
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僕が生まれたのが1968年。
すでに日本社会は核家族化が進み、僕は、団地で家族4人の中で育った。

その昔、女性の社会進出をテーマに議論が進められていた時、反対派論者に「原始狩猟時代から人類は、女性が家を守り、男が狩りに出ていた。」
なので、女性は家庭を守るものであるという言い方がよく見られた。

しかし、農耕社会となった時代には、それは当てはまらず 、老若男女とも汗を流し、近代でいう<子供>も存在しなかった。
どういうことかというと、今でこそ学校に躾を求め、どういう先生が自分の子供の担任となるとか、学校に過大なる期待を寄せるが、明治時代、日本に義務教育制度を導入しようとした時、人々は猛烈に反対したそうです。
何故か?
西洋も含め、中世にいた子供は、小さな大人であり、なんら大人と区別されていませんでした。
近代になって、子供というものは、かくかくしかじかのものであり、「子供だから・・・」とか「子供はそういうようなもの。」など大人と区別する発想が生まれました。
<子供>という概念の誕生です。
このことは、日曜歴史家であるフィリップ・アリエスによって明らかにされました。

〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活

歴史とは地層のようなものであり、歴史の断層の下のことは、なかなか地上からは窺い知れないような気がします。

長い前置きはこれくらいに^^

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ノマドスタイルでWordPress執筆に必要な機器、環境

28 11月 13
Spike
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最近、スターバックスなどの喫茶店にPCを持ち込んで仕事をしている人達を見かけないだろうか。
そういう人達をノマドと呼び、主にブロガー、フリーのWeb関係者の間でブームとなっています。

僕は、この夏始めから無理がたたって、長期入院となっていました。
その間、このブログを始め、主にファミリーレストラン等で執筆していました。

そこで、今回、そんなノマドライフに必要な機器、環境を紹介したいと思います。

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犯罪と小説 文学を読む意味 ドストエフスキー『罪と罰』を例に 角田光代『森に眠る魚』の紹介を兼ねて

22 11月 13
Spike
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1.はじめに

本記事は、角田光代さんの『森に眠る魚』の物語の背景となるお受験殺人と一般に呼ばれる文京区幼女殺人事件との関係、もっと普遍的に犯罪と小説との関係について『罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)』を例に取り、書いてます。

この世間を騒がしたという文京区幼女殺人事件のことを、僕は全く覚えていません。
Wikipediaのリンクを貼り付けていますが、『森に眠る魚』を未読で僕と同じように、このお受験殺人と呼ばれる文京区幼女殺人事件の詳細を知らない方は、『森に眠る魚』を読了してから事件の詳細を知った方が味わい深いのではないでしょうか。

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